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〇沖縄MICEの復活に向けて-第1回-
第1回部会(10/7実施)では、「沖縄MICEの復活に向けた必要な取り組み」についてグループディスカッションを実施。大きく3つの事項の提案に至りました。
1.短期的な需要回復に向けた情報発信
一般観光より戻りが遅い事が想定されるMICEの復活には、「安全・安心に開催することが可能であること」を、県を上げてPRすることが復活への第一歩であるという内容でした。具体的には、
・沖縄で開催される大規模MICE「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典 in沖縄」を活用した「感染症対策を伴ったMICE開催の成功事例」の大々的な発信
・県内にゆかりのある著名人を用いた広報活動
・県独自の「Go To MICE」の立ち上げ
といった提案が寄せられました。
2.沖縄県独自のMICEガイドライン策定
「MICE主催者は、イベントを開催することで自分たちに及ぶ責任について案じている。それを払拭する情報が主催者へ届いていないのではないか」という点から議論がスタート。MICE開催地として選ばれるにあたって「沖縄としての仕組み(システム)づくり」を行ったうえでの情報発信が肝要との内容でした。
その仕組みの一つとしてのガイドライン策定においては、「MICE受入側」の責任として準備することを規定する一方で、「主催者・参加者側」が守るルールを明示し、お互いの責任によって安全・安心な沖縄MICEの開催を実現するという「レスポンシブルツーリズム」の考えを主軸に、今年度はその概念づくりを始め、次年度はガイドラインを遵守してもらうための体制整備(感染症対策にあたって主催者に降りかかるコストの低減など)も含めた事業提案となりました。
3. MICE主催者との関係強化
MICE主催者となり得る県内の大学関係者や業界のキーマンを巻き込み、MICEの沖縄への誘致にむけ議論することで、県内ネットワークの強化や学会誘致に対する積極的な取り組みの醸成につなげたいとの内容でした。
過去には沖縄市がプロバスケットボールチームの琉球キングスと協力し、Bリーグの試合誘致に成功したといった「県内で関係する企業・団体と共に誘致する」事例が取り上げられました。