【OCVB】[開催報告] 国立自然史博物館誘致の後押しに!SPNHC-TDWG2024合同大会が沖縄でアジア初開催!!

2024/10/11
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沖縄コンベンションセンターを舞台に令和6年9月2日(月)~6日(金)の日程で、国際会議「SPNHC-TDWG2024合同大会」が開催されました。

本大会は、SPNHC(国際自然史標本保存学会)とTDWG(生物多様性情報標準化委員会)が「地域能力の推進、国際標準の向上を」をテーマに開催する合同大会で、合同大会としてはアジア初開催となる国際会議です。

2020年にJNTO事業により大会のキーパーソンが来日したことをきっかけに、沖縄への誘致活動を継続し、最終的に以下のポイントを決め手として沖縄が開催地として決定しました。

・日本の中でも極めて豊かな生物多様性を誇る島嶼地域である
・世界文化遺産、世界自然遺産をはじめとする独自の地域観光資源を有する点で圧倒的優位性を持っている
・生物多様性のホットスポットが集中し、自然史科学研究における国を超えた連携の強化が期待されるアジア太平洋地域の中心的な立地である
・沖縄県が「新21世紀ビジョン基本計画」において、国立沖縄自然史博物館をあらゆる機会を捉えて誘致に努めると位置づけている

また、本大会は、国際基準を視野に入れたサステナビリティMICEへのチャレンジとして、主催者・運営事業者に「沖縄MICE開催におけるサステナビリティガイドライン」に沿ったMICE運営を実践していただきました。

具体的には、
①「大会参加者の行動規範」として沖縄21世紀ビジョンの5つの将来像を取り入れる
②大会まで主催者と沖縄チームで毎週ミーティング実施
③開催期間に沖縄MICEネットワーク・サステナビリティ部会が現場チェックを実施
④閉会式にて取組報告を行う

以上の4つの取組を含む企画からフォローアップについて、サステナブルな視点を導入した先駆的な事例を創出することができました。

加えて、本大会は、主催者、担当PCO(沖縄コングレ)、OCVB、沖縄県環境科学センターの4者で観光庁事業「国際会議の開催効果拡大実証事業」に採択されており、日本の中でも独自性ある沖縄の生物多様性や歴史文化に恵まれた土地柄を価値高く伝えるオンラインツールの作成、現地課題解決型のエコツアーの企画も実践されています。

本大会の取り組みを先駆的事例として、県内で実施されるMICEへ応用・活用していきます。

【サステナビリティ部会員による現場チェック】
OMNサステナビリティ部会員による現場チェック

【赤土流出対策のためのベチバーが植え付けされた畑】

【赤土対策の収入源となる養蜂を視察】

【赤土流出の仕組みの講義】

【閉会セッションにてサステナビリティ部会長による報告】