沖縄県産業振興公社では、9月12日（木）、沖縄産業支援センターにて９月MICE勉強会を開催いたしました。

　第１部は、RX Japan㈱ 代表取締役社長 田中 岳志氏、RX Japan㈱ 執行役員 第四事業本部長 矢島 大地氏を講師に迎え、ご講演いただき、第２部では、㈱DMC沖縄 代表取締役社長 徳田 博之氏、沖縄アリーナ㈱ 取締役 片野 竜三氏、㈱南都 取締役経営企画兼大石林山事業所長 高橋 巧氏、田中 岳志氏の４名でトークセッションを行いました。

第１部：なぜ沖縄に「展示会産業」が必要なのか

　日本最大の展示会主催会社である田中氏から、展示会の開催は主催者だけでなく、出展社・来場者・開催地及び周辺地域等、各方面に波及効果が広がり、地域を元気にする事などのお話しがありました。

　また、矢島氏より、熊本県益城町で開催した「九州農業WEEK」では、３日間で約9.1億円の経済効果、1,931名の雇用創出などの波及効果があった事例を挙げ、展示会は東京などの都市部だけではなく、地方開催でも成功できる旨のお話しがありました。

　 沖縄で開催可能な展示会についても触れ、輸送費用の掛からない「宝石関係の展示会」や、アジア圏に近く、人が集まる魅力のある沖縄の特性を活かした「食品関係の展示会」や「健康やウェルネス関係」も可能性があるといった説明がありました。

第２部：地域振興に必要な取り組みとは

　トークセッションでは、徳田氏からMICE人材育成の一環として取り組んだJAPAN MICE Challengeについて、片野氏からは沖縄アリーナを中心としたE（イベント）のバスケットW杯やバスケットチームなどとの地域振興について、高橋氏よりガンガラーの谷を利用したMICEコンテンツの開発についてそれぞれご紹介いただきました。

　沖縄でのMICE開催について、田中氏を交え展示会産業がもたらす地域振興や沖縄のブランド力の活用による可能性、人材育成・確保などのお話しがありました。

　アンケートでは「熊本の事例は参考になった」「展示会開催における地域経済への波及効果を知れた」「最先端技術や最新情報が近くで体験できることに期待」等の回答をいただきました。

【問い合わせ先】
沖縄MICEネットワーク共同事務局((公財)沖縄県産業振興公社内)
担当：古波蔵、金城
TEL： 098-894-6317　　E-mail：tenji_sougou@okinawa-ric.or.jp