沖縄アリーナを単なるスポーツ施設としてだけでなく
MICE施設としても認知度を上げていきたい
ー就職活動の際にどのような視点で会社を探していましたか?
私はもともと22歳に新卒で那覇の商業施設に入社して、10年間改装プロジェクトなど施設的なハード面を勉強してきました。昨年転職で沖縄アリーナに入社する際には、前職から近からず遠からずで、面白そうというのがひとつの切り口としてありました。また、沖縄アリーナはできたばかりである意味スタートアップのようなもの。琉球ゴールデンキングスの本拠地でもありエキサイティングな会社という点も魅力でした。ここなら会社と共に自分も成長出来ると感じて転職エージェントを通して決めました。
ー入社後、一番に任されたのはどのような仕事でしたか?
最初はMICEの案件でした。4月に入社して6月に本番だったので、1からという訳ではなく元々進んでいた案件をスライドして引き継いだ形ではありましたが、1000名規模で事故が起きたらと思うと、ものすごいプレッシャーで。クライアントからすれば僕が4月に入社したばかりだなんて関係ありませんから。最初はメールを1通返すにも先輩に沢山聞いて膨大な時間をかけていましたが、次第に聞かずに自信を持って返せるようになっていきました。スピード感のある会社なのですぐに補助輪を外され、教えてもらうより実際にやりながら仕事を覚えていった感じです。初めての仕事は無事成功し、今年の6月にもお話を頂いていて既に準備が始まっています。
ーこの会社でどのように成長していきたいですか?
沖縄アリーナは、バスケットボールの施設というイメージがありますが、実はコンサートやMICEの施設としても使われているのでその認知度を上げたいと思っています。そして会社と共に自分自身も成長していければと思っています。
ー所属している部署、チームのご説明をお願いします
今は営業のセクションに所属していて、上長が1人、営業部隊4名で稼働しています。営業部隊のうち、純然たる営業が2名、施設運営を兼ねた営業が2名。他にはテクニカルや映像、施設管理など会社全体でも20名はいません。決して多くはない社員で仕事を回していくためには即戦力が求められるので、現在のメンバーはイベント会社や行政、施設管理の会社など何かしら親和性のある職業からの転職者のみで構成されています。しかし、今後は新卒を採用して1から育てるということもあるかもしれません。
一日の仕事の流れをお聞かせください
決まった流れはなく、本番がない日はメール対応や、社内外で打ち合わせを行います。また、自分のクライアントが現地調査として視察に来る際には案内をしたり、新規で借りたいという方の見学案内もします。さらに、商談会や縁のある県外の大型施設を視察に行くなど様々です。
ー仕事のやりがいについて
やりがいは、本番が無事に終わること。それまで積み上げて準備したものが完成する達成感、そこに尽きます。しかし、本番終わったら「よーいどん!」て撤収作業に入り、感慨にふける暇もありません(笑)。クライアントに合わせてフレキシブルなシフトを組んでいるため、夜の開催では朝方まで撤収作業を行うこともあります。でも、遅くまで仕事をやらされているという感じではなく、まだ30代なので今のうちに頑張って積み上げていきたいという気持ちがあって自分から動いています。
ー仕事後や休日はどのように過ごしていますか?
子供が1歳半なので、仕事のある日は帰ったら寝ていることが多いですが、休日は家族と過ごす時間を大切にしていて、公園やショッピングセンターなどで普通の休日を過ごしています。休みの日とキングスの興行日と重なったら家族で試合を観に行くこともあります。まだ小さいのでよく分かっていませんが、もう少し大きくなってキングスのファンになってくれたら嬉しいですね。
ー学生にメッセージをお願いします。
学生の間はもちろん勉強することも大事ですが、時間がある学生のうちに色々な場所に行き、色々な人と会ってください。社会人になるとまとまった休みが取れないので借金をしてでも海外旅行にもっと行っておけばよかったと思います。また、短いタームで働けるアルバイトで色々な仕事に触れておく経験も視野を広げるのに役に立つはずです。